一口に部屋の壁といっても色々種類があります。
今では、クロスと呼ばれる壁紙で出来た壁が多いですが、
和室などは草壁、繊維壁と呼ばれる繊維をのりで固めた
壁などもあります。
まず、「自分の部屋の壁は何で出来ているか?」
これを見極めることから始めて下さい。
ここでは、簡単な壁の種類ごとの特徴や塗り方について
載せてみましたので、参考にしてみて下さい。
下の項目をクリックすると、説明にジャンプします。
●壁紙(クロス)壁 ●草壁、繊維壁 ●その他の壁
●壁紙(クロス)壁
壁紙の素材も色々なものがありますが、ビニール地の
ものが多く使われているようです。
壁紙を貼る際、ハウスシックの原因になる可塑剤と
呼ばれるものが入った接着剤を使う場合があります。
可塑剤は塗料との相性も悪く、そのまま水性塗料等を
塗ると乾かないこともあります。
そのため、専用塗料をお勧めいたします。
●草壁、繊維壁
素材や風合いは異なるのですが、塗料を塗る際には
同じ方法を用います。
草壁や繊維壁は手で壁をなすったり、叩いたりすると
壁の素材が落ちてくるのでそれをまず固めるために、
外壁の塗装にも使うシーラーと言う、下塗り材を使用
します。(あまりに脆い壁ですと塗装は困難です)
そして、その上に水性塗料を塗ります。
●その他の壁
その他に塗料が塗られていたり、モルタル
(コンクリート調)の壁などがあります。
塗り方
壁紙の場合
1.水拭きで壁紙の汚れを出来るだけ拭き取ります。
2.たばこのヤニや、油などがある場合はシミ止め材
入りの専用シーラーをローラーで塗ります。
3.専用上塗り塗料をローラーで塗ります
ある程度乾いたら、仕上げ塗りをして完了です。
(上塗り塗料は商品によっても水の希釈率や乾燥時間
が違うため、お問い合わせ下さい。)
草壁、繊維壁
1.壁の強度がどの程度なのかを、まず確認してください。
あまりに、脆い場合は塗装することをお勧めいたしません。
手で触れてみたり、叩いてみたりして、少し手に付いたり、
少し落ちてくる程度であれば透明のシーラーなどを
ローラーで、塗ってください。
2.シーラーが完全に乾いて強度が増したら、上塗り塗料を
ローラーで塗ります。
ある程度乾いたら、仕上げ塗りをして完了です。
(上塗り塗料は商品によっても希釈物や希釈率、
乾燥時間が違うため、お問い合わせ下さい。)
注意点
どちらの素材を塗装する場合にも、ローラーですと
かなり周りにはねますのでマスキングを十分に行い、
換気にも注意してください。